■茨木司朗 監督
「正しい言い方か分かりませんが、ふわっとしたゲームにさせられる可能性はある程度想定していました。結果的に、北九州が今シーズン無得点で終わった試合はなかったはずなので、そういう意味では最低限やるべきことはしっかりできたと思います。ただ一方で、チームとして果たすべきことはできていても、個々の選手が自分の役割をどこまで全うできたかというと、難しい部分もあったと思います。
　
北九州は、チームとしてやりたいことをやらせてもらいにくい相手です。そこに引っ張られて、個人としての良さを出せなくなったところもありました。試合後のミーティングでも話しましたが、その原因は選手自身の内面にある部分も大きいと感じています。このような相手と対戦したときに、自分たちをどうコントロールできるか。そこが次の課題です。勝ちながら反省できるのは良いことですが、精神的な部分にももう少しアプローチしていく必要があると感じています。
　
試合全体として、少しぼやっとした展開にさせられていたのは事実です。そうならないように、攻撃も守備も我慢比べの意識で臨んでいました。相手もリスクを負ってくるチームなので、相手のストロングの裏をつく形がうまく出たことで３点目のゴールにつながったと思います。4点目も同じく、その我慢の裏返しで取れた得点でした。前期のようにスコアが重ならなかった部分もありますが、前半にあった危ない場面も、後半は大きなピンチはなく、焦れずに戦えたのは良かったと思います。
　
11月最初の試合を白星でスタートできました。次はアウェイでの大阪戦。大阪とは今季の第3節で対戦していて、あの頃からお互いに成長していると思います。今回は、どちらがこの期間でどれだけ伸びしろを作れたかという勝負になると思います。トレーニングから徹底的に突き詰めて、次に向けてしっかり準備していきたいです」
　
　
・次節試合日程
メットライフ生命Ｆリーグ2025-26
ディビジョン1 第16節
2025年11月8日(土)14:00K.O.
vs. シュライカー大阪
会場：岸和田市総合体育館