【マッチレポート】

第１節　府中アスレティックＦＣ戦

試合日：２０１３年６月１５日（土）

会場：国立代々木競技場第一体育館

キックオフ：１５時

「前半戦」 

多くの経験を積んだとしても、非常に難しい開幕戦。

メンバーの入れ替えや監督交代が目立つ中、バルドラール浦安は大きな変更を加えずに初陣を迎えた。

選手達の表情に硬さはない。

地道に総合力を高めてきた組織力は、バルドラールらしいフットサルに具現化される。

ボールを動かし、チャンスを窺う浦安。

相手に隙が見えれば、遠目からでもシュートを狙う。

ゴールから逆算されたプレーで府中ゴールへと向かう。

府中には多くのパワーシューターがいる。

どの位置からでも積極的にゴールを狙ってくる選手達。

ハードなディフェンスが続いた。

府中の攻撃は続く。

しかし各選手の粘り強い守備、そして藤原のファインセーブでゴールを許さずに試合は進む。

前半残り６分、待望の先制点が生まれる。

右サイドをパラレラの動きで崩した平山が右足を豪快に振り抜き府中ネットを揺らした。

１点リードのまま前半戦が終了する。

「後半戦」

追加点は早い時間帯に生まれた。

後半開始から１分、府中ゴレイロがハンブルしたボールを稲葉が冷静に奪い去り、ゴールへと流し込む。

２点のリードは安全圏ではない。

後半１０分、セットプレーから府中 上福元にゴールを決められてしまうと、４７秒後には三井にネットの形を変えられ、スコアは振出しに戻ってしまう。

勢いに乗った府中は怒涛の攻撃を続ける。

耐える展開が長く続いた。

同点のまま時間が経過していく。

残り時間は１分１４秒。

ここで岡山監督は田中をゴレイロにパワープレーを敢行する。

采配は的中する。

ラスト１６秒、左サイド、稲葉の右足を離れたシュート性のボールに小倉がゴール前で合わせる。

府中ネットが大きく揺れた。

終了間際での大きな追加点を奪うことに成功した浦安。

残り時間、スコアは動かずに試合終了のブザーが鳴り響いた。

試合結果　【浦安３－２府中】

マンオブザマッチ

完山徹一選手コメント：

「勝ちと引き分けでは雲泥の差がある。

勝利出来た事は本当に大きい。

優勝を目指して戦っていきたい。」

記事：早川　治（はやかわ　おさむ）

写真：勝又　寛晃（かつまた　ひろあき）