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8/28 Fリーグ第11節・府中アスレティックFC戦(テバオーシャンアリーナ) 両チーム監督、キャプテンコメント(バルドラール浦安)

2016.08.28

■米川 正夫監督
ーー今日の試合の感想についてお願いします。
「体の大きい選手が多い府中に対して、自分たちが真っ向勝負で受けると分が悪いと思っていましたので、前からプレスをかけて、深い位置で相手のフィジカルコンタクトを受けるシーンを減らすことができるようなゲームプランを考えていました。

前線からのプレスに関しては、疲れている中でも、40分間しっかりとできていたと思います。PKになる前の数プレーは押し込まれていましたが、それ以外に関してはイメージどおりにゲームを進められたと思います。攻撃に関してはもう少し、自分たちがボールを保持する時間を長くすることができたと思いますが、それはまだ新しい選手が入って、セットも変わった中ですから、馴染むまでには時間がかかります。

二つの得点場面について、一つ目は相手がGKを使ったプレス回避に対して、こういう形でプレスをかけていこうという自分たちの狙いどおりの形から得点を決めることができました。決勝点はFKからケニーに1対1をしかけさせる形からゴールを狙っていました。まさかケニー本人が決めるとは思っていませんでしたが、良いシュートが飛び、終了間際に勝ち越せたことはすごく良かったと思います。

名古屋セントラル2連戦で勝ち点6を取れたことと、新戦力が結果を出したことは、チームにとってすごくプラスになりました。来週の中断前最後の試合に向けて、良い結果を出せるように準備をしていきたいと思っています」

 

——二人の新戦力が入ったことで、ほかの選手たちもイキイキとプレーしているように見えるのですが、米川監督からはどのように見えていますか?
「一緒にセットを組んでいない選手たちも、彼らから良い刺激を受けていると思います。彼ら二人は言葉が通じないことで、日本人選手と分かり合おうという姿勢は強いですし、彼らが気をつかえる存在であることも、チームにとって良い方向に向かっていると思います」

 

——今日の試合をもって、深津選手はチームを離れますが、彼がこの5年間でチームにもたらしたものと、彼自身への今後のエールを聞かせてください。
「彼特有の愛嬌の良さがファンの心をつかんでいると思いますし、人気のある選手でもあります。彼はチームに柔らかい雰囲気を与えてくれる存在でした。プレーはあれだけハードにできますし、やるときはやりますし、言うべきときは言える選手です。そういうキャラクターの持ち主であることは、海外でも合うのではないでしょうか。

彼の良さが出ればスペインでも活躍できると思っています。早く帰ってこいとは言わないですし、できるだけスペインで長くプレーして、また浦安に戻ってきてくれればと思っています」

 

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■GK 12 藤原 潤
ーー今日の試合の感想についてお願いします。
「昨日に引き続いて、連勝できたことはすごくチームにとってすごく良かったと思います。正直、今日の試合はどちらに勝利が転がってもおかしくない試合でした。府中さんにも勝てるチャンスがあった中で、僕たちは試合終了間際の時間帯に得点ができて、最後守り切れたことはチームにとってすごくプラスになると思います。来週は中断前最後の試合になりますが、この2連勝によって、良い形で来週の試合にも臨めると思っています。

決勝点になったケニー選手の1対1は、日本人にはないリズムで1対1をしかけてくるので、対戦相手の立場では、イヤな相手になってくるのかなと思います。二人とも僕たちにとってはプラスな戦力になりますので、もっともっとコミュニケーションを取って、チームとしてもっと良いフットサルができるように、頑張っていきたいと思っています」

 

——二人の新戦力が入ったことで、ほかの選手たちもイキイキとプレーしているように見えるのですが、藤原選手からはどのように見えていますか?
「間違いなく、二人は戦力になっていますし、チーム内にも良い競争が生まれています。そのぶん、ほかの選手も危機感を持ってやっています。監督がおっしゃったように、コミュニケーションはまだまだ十分に取れているとは言えませんが、日本人選手のことを積極的に分かり合おう、理解しようとしてくれています。今後、もっともっと良くなっていくと思います。

日本語もたくさん覚えていっている途中です。ディフェンスの面ではまだまだコミュニケーションが取れていない分があるので、もう少し詰めていければ、ディフェンスも攻撃も良くなると思っています」

 

——今日の試合をもって、深津選手はチームを離れますが、彼がこの5年間で浦安にもたらしたものと、彼自身への今後のエールを聞かせてください。
「彼はフウガドールすみだの前身のチームからシーズン途中に浦安へ移籍してきたのですが、そのときも、もっとフットサルがうまくなりたいという強い向上心を持って浦安に加入してきました。選手としてのクオリティーも高いですし、29歳でまだまだ伸びシロもある選手です。このタイミングでスペインへ行って、もっと良い選手になってくれると思っています。

私個人としては、日本代表にも入ってほしいと思っている選手です。日本代表のメンバーに入れる資格と資質を持っていると思います。次の代表監督が誰になるかは分かりませんが、スペインで結果を出せば、日本代表に選ばれる資質を持っている選手だと思います。もっともっとフットサルがうまくなると思いますので、とにかく頑張ってほしいです。

チームを離れることは寂しいですが、簡単には帰ってきてほしくないですし、スペインでもがき苦しんで、また同じチームで一緒にプレーしたいという気持ちは強いです」