■木暮 賢一郎監督
ーーまずは試合の総括をお願いいたします。
「開幕戦ということで厳しい試合になると予想していましたし、独特の雰囲気の中で緊張感もありましたので、どうなるか分からない状況の中、前半に関しては相手を上回ることができたと思います。ただもったいない形での失点から、後半は非常に苦しい状況もあったと思いますが、スコアからも分かるように、こちらが40分間リードを保ったことが勝因だと思います」

ーー今季の浦安の印象は？
「お互いに開幕戦に向けて、完成度を高めてきたと思います。（浦安は）経験のある選手も多いので、そういう意味ではスカウティングしていた以上に、完成度が高かったという印象がありました。ベテラン選手や何人か出ていた若い選手がリーグの中でレベルアップをしていくと、さらに上の順位に来るのかなと思います。ただ、激しさや戦略・戦術の部分で、今日に関してはウチのほうが上回ったのかなと。セットプレーなどで上回れたことが、前半で4-1というスコアになった要因なのかなと思います。次に対戦するまでにお互いにレベルアップが必要だと思います。浦安は星翔太選手がけがで戦列を離れていますが、個人的にも付き合いがありますし、日本のフットサル界を引っ張っていく選手だと思っています。直接『頑張れ』という言葉もかけましたが、この場であらためて『1日も早く元気な姿で戻ってきてほしい。対戦する日を楽しみにしています』と言いたいです」

ーーアルトゥール選手の動向が分からないので、彼がどうしているのか教えてください。そしてチアゴ選手の評価もお願いします。
「アルトゥールに関しては日本にいますし、数試合のうちにはピッチに戻ってくると思いますが、それが何試合目になるのかはまだチームのバランスやいろいろなものを考慮して決まってくるものだと思います。ただ、いま申し上げた段階での復帰はあると思います。チアゴに関しては今日見てもらっても分かるとおり、高い位置で起点になることでチームを助けてくれる存在かなと思います。昨季までブラジルのトップクラスでやっていました。来日してまだ一カ月経つかどうかという段階ですが、非常に早い適応を見せてくれています。今日の浦安のような、高い位置からプレッシャーをかけてくる相手でもフィジカルを生かして高い位置でプレスの起点になったり、アシストもうまい選手なので、フィットしていけばさらに脅威になるのかなと思います。性格も含めて非常に満足しています」

■FP 佐藤 亮（cap）
ーー試合の総括をお願いいたします。
「今季のシュライカー大阪は、Fリーグで名古屋オーシャンズが9連覇していますが、リーグの歴史を変えるという意気込みで選手・スタッフ全員が今季に臨んでいます。口で言うのは簡単で、どのチームも優勝を狙いますと言いますが、それをピッチの上で表現できるようにしたいです。特に前半で4-1にするまでは、フットサルの激しさなどのクオリティーは見せられたと思います。ただ、今日の後半に関しては押し込まれた部分がありますので、良いところは続けて修正するところは修正しながらとにかく勝ち点3を積み重ねていくことが大事だと思います。また来週に向けて、切り替えてやっていきたいと思います。とにかく今季は私たちが優勝するという思いでいます」